少し前の仕事のお話しをさせていただきます。
上京区、堀川今出川を東に少し行った所に「白峯神宮」があります。
蹴鞠の宗家である飛鳥井家の跡地に建てられた神社で、サッカーや球技関係の方に信仰されている神社です。
白峯神宮の創建は慶応4年(1872年)9月6日。明治維新時に造られた神社です。(9月8日に慶応は改元して明治になります。)
御祭神は崇徳天皇と淳仁天皇。
先般、白峯神宮様の御鎮座150年の記念事業として、崇徳天皇の歌碑を作成させていただく機会をいただきました。今回作成の歌は、崇徳天皇が詠まれたとされる歌で、百人一首の一句でもあります。
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」
この歌は、「川の瀬の流れが速く、岩にせき止められた急流が2つに分かれる。しかしまた1つになるように、愛しいあの人と今は分かれても、いつかはきっと再会しようと希望している」という内容の恋の歌です。
この時の様子を写真を交えて、制作から建立等御紹介いたします。
(*)当ページは白峯神宮様から掲載許可をいただいております。当ページに掲載しております写真につきましては、無断転載、無断使用を禁止とさせていただきます。画像の使用、転載の希望の際は問い合わせページより問い合わせください。